02/09/2012
Bibの死とAsiaの夢
[caption id="attachment_9418" align="aligncenter" width="300" caption="Bib, just became our family member Oct 2009"][/caption]
みんなでレストランで食事をしている最中に、突然嫌な胸騒ぎがしそれがどんどん大きくなりました。その少し後から30分のあいだ、息子のKai(カイ)が私に何度も電話をかけてきているのにまったく気がつかずにいて、ハーレムにある大きな教会に入る直前に電話に気がつき応答するなり、Kaiがこう言いました。
「Mommy, Bib died... (マミー、ビブが死んでしまった。。。)」
Bibは、以前このブログでシェアさせていただいた、天国に突然逝ってしまったSkittleと一緒に生まれた兄で、もう一匹、妹のGracyと一緒に3匹でうちにもらわれてきました。Bibは、グレイと白と黒のストライプの猫で、生まれた時から胸元によだれかけのようなマークがついていたので私がBib(よだれかけ)と名付けました。ハンサムな猫で、一番なんでも最初にできた子で、赤ちゃんの時は3匹とも私のベッドで一緒に毎晩眠っていたのですが、いつもBibとSkittleが私の胸の上に座ってどっちが私の顔の近く、一番前に陣取るかを争って、必ずBibが私の顔にちっちゃい手を伸ばして来てあごとか鼻にタッチの差で勝つ(笑)、という勝負をしていました。すっごくくいしんぼうで、食事の時間に私たちがテーブルにつくと、必ず自分も椅子にちょこんと座ってさも自分の分もお皿が用意されるかのように座っていたり、私たちにひたすら甘えて来てごはんをもらおうとごろごろ言いながら寄って来る子でした。今、テーブルで食事をしようとしてももうBibが寄って来ないので、みんなが寂しく、そして涙が出るほど恋しく思っています。
BFのロドニー教授のお母様がはじめてペルーからNYを訪れていらしたのですが、1ヶ月の滞在を終え、翌日ペルーに戻ることになっていたのでみんなでさよならパーティを私の家でしました。みんな楽しくわいわい、そしてお母さんが帰ってしまうのが寂しくてみんな時々涙ぐみながらの一夜を過ごしていました。Bibはあいかわらずテーブルの席についてじーーーっとご馳走を見つめ、僕には?とせつない顔でみんなを代わる代わる見つめたりして、結局いつも甘やかす娘のAsia(エイジア)にご馳走をわけてもらっていたりしました。元気に走り回って、ごろごろ寄って来て、いつもどおりの一日で。最後にロドニー教授とお母さんを見送りにみんなで玄関に出た時にBibも一緒に見送りに来て、やさしいお母さんに祈ってもらいながらなでてもらっていました。「バイバイねー、Bib」って言ったお母さんの言葉が本当に最後のバイバイになってしまうなんて、誰も、夢にも、思っていませんでした。
教会の階段をみんなが先に昇って中に入っていくのを見ながら私はひとり遅れて歩いていてKaiからの電話を受け取りました。「えっ!!??」と絶句した後、わかった、すぐに家に戻るからね、と答え、先に教会に入っていたみんなに事情を話しました。即座にロドニーのお母さんが「Setsuの代わりに亡くなったのね。」と一言。ロドニーと私は、すぐに事情を理解しました。Skittleの時と一緒です。。。。話しだしたら泣き出してしまい、中で少しの間祈ってからみんなで急いで家に向かいました。その夕方空港から出発する予定のロドニーのお母さんも教会から一緒に家まで来てくれました。一番陽のあたるリビングルームの窓側の床にBibは横になっていました。ひとり家にいたKaiがブランケットをしいてあげてBibの上にもそっとかけておいてくれました。Kaiはショックでソファに横になってみんなが戻ってくるのを待っていた様子でした。
前日のお母さんのさよならパーティの際の食事中、突然、まず私の心臓がずきんっ!と。思わず胸を押さえ青ざめるほどの痛さでした。その数秒後、今度は腎臓の部分がずきん!と。「うっ。。」とうなってしまうほどでした。お母さんとロドニーがとっさに厳しい顔になって私をじっと見、お母さんが「祈りなさい!」と。その痛みは、明らかに病気からの痛みなどではなく、誰かが鋭いナイフかなにかを一刺ししているような痛みでした。例のあれですね、日本で言うわら人形を思い出しました。その前にもお母さんとロドニーに「気をつけなさい」と言われていたのでした。生まれた時からサイキックというギフトを授かり、迷い迷った結果宇宙からのメッセージに従い、みなさんがより幸せに、そして生きるのが少しでもらくになるお役に立てるようにこれからは生きていくと決め、ありがたいことにみなさんに使っていただいています。ただ、そのギフトを持つことによってどこの誰がどんな思いを向けているかわからないのだから、気をつけなさい、と言われていたのでした。Bibが亡くなったことを聞いてお母さんが「節の為に亡くなったのね」と言った時、その前日の出来事を私たち3人は思い出していたのです。昨年、私が緊急輸血の為入院してしまった際、Skittleが突然、全く突然、前日まで元気いっぱいだったのに亡くなってしまいました。その時に、やはり病気だった私の代わりに天国に逝って助けてくれたのだと知りました(http://i-healing.com/blog/?p=6229)。大泣きに泣いたあの時と同じことがもう一度繰り返されるなんて思ってもいませんでしたし、そんな、私の身代わりになって死んでしまうなんてことはあってはいけない、そんなことしてほしくない、ともう泣きに泣いて気持ちのいきようがありませんでした。SkittleもBibもかわいくてかわいくて、みんなでかわいがって、家族として過ごしてきました。そのふたりが私のせいで、前日まであんなに元気だったのに、突然天国に逝ってしまいました。残された私は、どうやって彼らの魂を思い祈ればいいのかわからずにいました。
そして、Bibが亡くなった日の翌日、夢を見たんです。
Bibが、先に天国に逝ったSkittleと一緒に顔をお互い見つつ話しながらゆっくり歩いているところでした。ふたりともリラックスしている様子で、仲良く肩を並べて歩いていました。やさしい光に包まれ、周りは真っ白で、ふたりだけが見えました。それだけの夢でした。
目が覚めて、ああ、ふたりは一緒にいるんだ・・・・とうれしく思い、涙がぽろぽろこぼれ、Skittle、Bibを迎えに来てくれてありがとうね、と祈りました。
その翌日、地下鉄にアシスタントのあやちゃんと娘のエイジアと乗っている時に、突然エイジアが「ああ!忘れてた!昨日、Bibの夢を見たのよ、マミー!Skittleと一緒だったのよ!!!」と。「えっ!?」とびっくりしてどんな夢だったのか詳しく教えて、と聞いたらこう彼女は答えたんです。
「SkittleとBibが一緒に並んで歩いててね、なにか話してたの。で、周りはただ真っ白だったの。」涙があふれて来てしまいました。私が見た夢とまったく同じです。「マミーも同じ夢を昨日見たのよ!」と言ったら驚いていました。「何をふたりは話していたか聞こえた?私にはね、ふたりが何を話していたのかは聞こえなかったの。」と聞いたら、エイジアは私の目を一瞬見てためらう様子を見せました。でも意を決したように話し始めました。
「SkittleがBibになんでここに来たんだ?って聞いてて、そしたらBibがお前と一緒だよ、って。マミーが死ぬところだったから、そうならないように僕が代わりに来たんだ、って答えてたの。」
・・・・私は毎日、ただただふたりの命と愛に手を合わせ、感謝し、話しかけ、ふたりが与えてくれた日々を感謝し、でも、彼らがもうここにはいないことを心から寂しくそして恋しく思い、生きています。
お読みいただき、ありがとうございました。
(引き続き下記にご報告/ご連絡がございます)
節(Setsu)
Psychic, Channeler, Medium, Healer, Spiritual adviser, Light worker
[caption id="attachment_9423" align="alignleft" width="300" caption="Skittle & Bib 2010"][/caption]
[caption id="attachment_9428" align="alignright" width="300" caption="Bib 2011"][/caption]
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